復元模写作品

復元模写「絹本著色五大尊像 不動明王像」について

監修 |  成安造形大学 吉村俊昭 教授  専門分野:日本画模写 / 美術教育

復元内容 |  原寸大彩色復元と白描(はくびょう)の復元  ※白描…墨線画
本紙 |  白麻紙 幅127.5×縦185.8cm(復元模写の実物のサイズ)

梵字について
時代は特定できませんが、800年の間に再表装が行われ、その際に傷んだ部分が取り除かれたと推察できます。そのため、向かって右の梵字「キリーク・阿弥陀如来」が切れていましたが、原本に忠実に復元を行いました。

彩色について
不動明王の肉身(身体)や岩座、海波など全体にわたって剥落(はくらく)が見られました。
読み取りが困難な部分は、他の五大尊像や同時期の仏画を参考に、学識に基づいて時代的に忠実になるように、また、原本との違和感がないように復元しました。

この復元模写作品は、模写技術の人材育成と、文化財の保存継承を目的に、成安造形大学の正規特別授業の一環として制作されました。復元模写作品の彩色については、成安造形大学の見解をもとにしており、いまだ解明されていない部分は、現在も専門機関による研究が進められています。

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